アドベンチャーワールドでは、パンダが食べ残した竹の枝葉を活用して、白浜町伊古木漁港にアオリイカの産卵床を設置しています。このプロジェクトは今年で3年目を迎え、過去2年の成功を基にさらに進化しています。
活動の背景
白浜の海では、黒潮の大蛇行などの影響でアオリイカが産卵する海藻類が減少しています。そこで、里山の荒廃を防ぐために竹を伐採し、パンダの食事として与えた後、その食べ残しを利用して産卵床を作成しています。この産卵床を海に設置することで、アオリイカにとって理想的な産卵場を提供しています。
昨シーズン(2023)産み付けられた卵と 竹に着生した海藻
この取り組みは、単にアオリイカの産卵を助けるだけでなく、竹の廃棄物を減らし、海洋環境を改善するという二重の効果を持っています。南紀白浜の海を未来へ繋ぐための大切なステップとして、このプロジェクトは続けられています。
今シーズンの活動ポイント
1.アオリイカの産卵確認と展示・放流: 産卵が確認された場合、京都大学瀬戸臨海実験所の協力のもと、「京都大学白浜水族館」の水槽で展示を行い、孵化後は海へ放流します。
2.海藻のモニタリングと種の同定: 昨シーズンに竹に着生した海藻の原因や種類を調査するため、今シーズンは京都大学瀬戸臨海実験所と協力してモニタリングと種の同定を行います。
ハイ
素晴らしい取り組みですね!パンダの食べ残しを活用して海洋生態系を守るアイデアには感動しました。京都大学との連携でさらに効果的な保全活動が進むことを期待しています。
出典:(PR TIMES) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000799.000040302.html