2024年11月1日、富山駅で特別な出発式が行われました。「富山湾すしレンジャー」の学習体験イベントに参加した小学生たちがデザインを手がけたオリジナルラッピング電車「すし電車」が、ついに完成しお披露目されたのです!
海を守る学びを通して生まれた「すし電車」
このプロジェクトは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ美しい富山湾と豊かな海の恵みを伝えるために実施されました。今年の7月、富山県内の小学5・6年生20名が参加し、3日間の学習体験イベント「富山湾すしレンジャー」で富山のすしの美味しさの秘密を探る旅に出かけました。
子どもたちは、富山湾の新鮮な魚、清涼な水、豊かに育ったお米、そして富山ならではのすし文化を体験。最終日には、ちぎり絵で富山の自然やすしの魅力を表現したデザインに挑戦しました。このちぎり絵をもとに、クリエイティブディレクターの居場梓さんとデザイナーの金森健司さんが監修して「すし電車」が誕生しました。
出発式での感動の瞬間
出発式には、デザインに参加した子どもたち19名と関係者が集まり、電車の完成を祝いました。代表の小杉晃弘くん(小学5年生)は「僕は富山の豊かな自然と、ブリのおすしを描きました。この電車を見た皆さんがすしを食べたくなって、富山のすしがもっと有名になったらいいなと思います」と語り、電車への思いを伝えました。
電車がホームに到着すると、子どもたちは興奮気味に自分たちのちぎり絵デザインを探し、実際に「すし電車」に乗り込んで初運行を体験しました。駅を訪れた利用者にも、富山湾の魅力やすし文化をアピールしながらリーフレットとオリジナルマスキングテープを配布しました。
すし電車の運行情報
「すし電車」は、11月1日から12月31日まで、富山駅を経由して南富山駅前から富山大学前までのルートを運行します。車内には、子どもたちが3日間で学んだ富山湾とすしの魅力についての広告も掲示されており、乗車する皆さんに富山湾とすし文化の素晴らしさを伝えています。
このすし電車を通じて、子どもたちの想いとともに、富山のすし文化がより多くの人に伝わることを期待しています。富山駅に立ち寄る際は、ぜひ「すし電車」を探してみてくださいね!
参加した子どもの声
・自分がちぎり絵で表現したぶりを見つけられてうれしかった。
・自分たちが3日間で学んだ富山のすしがおいしい理由を、地元の人や観光客など、たくさんの人に知ってほしい。
・すしや魚だけでなく、お米や水が描いてあるところにも注目してほしい。
日本財団「海と日本プロジェクト」について
海は、日本人の暮らしを支え、私たちに心の安らぎやワクワク、ひらめきをもたらしてくれる大切な存在です。しかし、今その海は環境の悪化という問題に直面しています。この状況を多くの人が「自分ごと」として考え、未来に美しい海を残していくための行動を広げていくことが求められています。
そこで、全国で子どもたちをはじめ、さまざまな世代が参加し、海を守り未来へと引き継ぐための「アクションの輪」をオールジャパンで広げるプロジェクトが進行中です。
富山の子どもたちがデザインした「すし電車」、素敵ですね!地域の自然や文化への学びが形となり、電車を通じて多くの人に伝わるのが魅力的です。子どもたちの想いが込められたこの電車が、たくさんの人に富山のすしの魅力を届けてくれることを期待しています!
出典:(PR TIMES) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003041.000077920.html